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本日、第56回家隆忌が行われました。

　この家隆忌は、昭和32年から絶やすことなく行われている本校の伝統行事であり、鎌倉時代の歌人藤原家隆の功績と遺徳を偲び、生徒や教職員たちが短歌を詠み、その中から選ばれた秀歌を献詠します。

　例年家隆忌は、家隆卿が余生を過ごした夕陽丘にある家隆卿の墓、「家隆塚」で行われるのですが、本日はあいにくの天候のため、本校の作法室にて行われました。今回も、秀歌に選ばれた生徒をはじめ65名の生徒と31名の教職員が参加し、盛会のもと行事が執り行われました。

　家隆忌は、代表者による献茶、献花、祭文、朗詠などが行われた後、生徒や教職員の作った和歌の作品が献詠されるなど、そのおごそかな雰囲気は、日ごろはなかなか味わうことのできないものです。参加した生徒たちは、本校の伝統行事に触れながら、古きよき日本の文化に親しむことができ、大変有意義なひと時を過ごすことができました。